女性のイかせ方

男性は基本的にSEXを快楽として楽しむ傾向にありますが女性はSEXをコミュニケーションの一環と考えます。
ゆえに男性は先を急ぎ(=イク事)すぎるあまり女性をイかせられないのです。

女性をイかせる為には、十分な愛撫が必要です。それ以前に雰囲気造りが非常に重要な要素になります。

この辺わかってない男性多すぎです・・。

-雰囲気造りとは何か-

簡単なことです。ムードある演出をすることです。例えばカーセックスなど周りの環境が気になるような所では女性をイかせることは難しいと思います。やはり ホテルや自室などの安心できる場所がいいと思います。

ホテルなどではいいのですが、自室などでSEX をする時、女性は声が漏れる事を極端に恐れます。家族と同居の方はもちろん、一人暮らしだとしてもアパートなどの場合は周りに声が漏れることなどを考慮すべきです。

声の対策の他に、逆に女性に羞恥心を感じさせることも重要になります。

目隠し、手を押さえつける・・・など、良いかもしれません。

しかしながら、羞恥心を感じさせることと恐怖心を感じさせること、紙一重であるということを男性は自覚すべきです。目隠しや手を押さえつけるようなSEX は一つ間違えれば女性に多大な恐怖心を与えることになるかもしれません。十分に配慮しましょう。

また、人にもよりますが妊娠を恐れる女性も多いと思います。コンドームの使用は相手方の女性を安心させる効果があるかもしれません。

上記内容を踏まえた上でポイントは・・

女性を安心させる、この一言に尽きます。あらゆる不安要素を出来るだけ排除することが女性をイかせるためのテクニックの重要な要素です

-愛撫-

最初から、女性および男性が全裸になるのは避けるべきだと思います
理由は男性側が理性を抑えられないからです。(挿入したくなる)

女性側を脱がせるのはともかく男性側は上半身のみに留めておくのが懸命だと思います。愛撫とは性器を撫でる事だけではありません。
キスや言葉も重要な要素になります。
女性は男性と違い、雰囲気や気持ちなどのメンタル面を非常に重要な要素とします。

男性本位のSEXは本来の生殖としてのSEXは満たしますが、コミュニケーションとしてはあまり良くないです。

十分に言葉を投げかけ十分にキスをしてください。

胸を攻めるときは、乳首の周りを攻めましょう、乳首本体を攻めるよりもち首の周りを撫でるようにするのがポイントです。

経験のある方でしたら上記内容にピンとくるかもしれませんね。

本来女性は赤ちゃんに乳を飲ませるために乳房があります。赤ちゃんに乳を「飲ませたい。」と感じさせる為に乳房に感覚神経が集中しています(=感じやすい)赤ちゃんが乳を飲む際、唇はどこに触れていますか?考えてみてください。おのずとどこを攻めたらいいかわかると思います。赤ちゃんが乳を飲む際、赤ちゃんの手はどこに触れられていますか?おそらく乳房の外周部ではないでしょうか?

上記内容を踏まえた上でポイントは・・

乳首よりも乳首の外周、および乳房全体をやさしく触りましょう。赤ちゃんの手の力と同じくらいの力で・・撫でるように・・

さて、肝心の性器への攻めですが・・

まずクリトリスを攻める方法ですが、男性がオナニーの時「皮オナニー」をするのと同様
女性をイかせる時も基本的に皮の上からやります。
つまり、一般に愛撫や手マンの時クリトリスをむき出しにさせてやりますが それはNGです。皮をかぶせた状態でやります。(わかりづらいですか?)
実際に女性を目の前にしてこの文章をおもいだしてくだされば、なるほど!といった感じに文章の意味も掴めてくると思います。

経験ある方ならわかると思いますがあまり力を込めてやらないことです。湯で玉を扱う程度の力が妥当だと思います。


-Gスポット-

すぐにGスポットを攻めるのはだめです。
潮を吹かすにはまずその前にクリトリスなどを含めて、女性の体全体を愛撫してください
体位は寝た姿から上体を45゜位起こした形でM字開脚が、一番潮が吹きやすいです
膣内に指を奥まで入れて、Gスポットを探します。

Gスポットとは女性を寝かせた状態で膣の入り口から2cm〜5cmくらいまでのあいだにあり、膣の中に指を入れた状態でおなか側のざらざらした部分です。
女性の膣に男性性器を入れる際、一番感じる瞬間が、挿入直後なのはこの為です。

Gスポットは開発が必要です、未開発の女性は結構多く、もともと感じやすい女性から、なかなか感じない女性もいるそうです。

開発が足りない場合はより優しく、あまり力を込めないでください。触る程度で十分な力です。

-ここからが重要-

Gスポットのさらに奥に膨らみを見つけてください
膨らみを感じたら、すかさずそこを(弱めに)刺激します。
膨らむまではゆっくり下から押し上げる感じです。
最初から強くやっても痛いだけですから柔らかく、
だけど、膨らみ始めたら、スピードアップする
ここでイッキに指を振動させて下さい。できるだけ早く
(いかに早くこすれるか、これがポイント)

そうするとどんどん膨らんできます。
そうすると、その部分がパンパンに膨れてきますから、
ここと思ったら一気にフィニッシュまで持っていく

             

いざイクというときにさっと指を抜く
これで女性はオーガズムとともに、ピューッと潮を吹きます
通常、痙攣を起こしたような状態で3〜4回潮吹きを繰り返します。

※Gスポットと呼ばれる箇所は実は数箇所存在します。

上記で紹介した寝かせた状態で膣入り口から2〜5cmくらいの場所の他に膣の奥、子宮口近くにもあります。場所は仰向けで寝かせた状態で子宮口の上(へそのあたり)です

他に、仰向けで寝かせた状態で膣の入り口から5cm〜10cm
(中指をFUCKと立てちょうど当たるあたり)

上記内容を踏まえた上で、女性のお相手をしてみてください。きっと新しい快感が女性を迎えるでしょう。



男性と女性の性の科学辞典

1)近親相姦は遺伝子的に不利
私たちの体の遺伝情報は母親と父親の二人から半分ずつもらって作られます。つまり、遺伝子は二人からの組み合わせで作られるわけです。しかし、この時、力が強い遺伝子(優性遺伝)の方が表に現れ、力が弱い遺伝子(劣性遺伝)は表には表れません。この力の弱い遺伝子はいわば遺伝子の奥に潜んでいるのですが、たまたま、父親も母親もこの力の弱い遺伝子を持っていて、偶然この二つが組み合わさると、隠れていた遺伝子も表に顔を出します。ところが、それ(劣性遺伝)は人間の進化にとって不利なものが多いのです。例えば色盲であったり、代謝異常であったり、奇形が生まれたりとか。
 普段は顔を出さない遺伝子なので本人も劣性遺伝子を持っているとしたら、相手も同じ劣性遺伝子をもっている確率が高いのです。もし、近親者同士が結婚すれば、その子供は当然劣性遺伝子を二人からもらってしまう確率が高く、この二つが重なると、劣性遺伝子の病気が現れる可能性が出てきます。数ある遺伝子の中のどこにどれくらい劣性遺伝子があるのかわかりませんので、この悪い遺伝子を呼び起こさないためにはできるだけ赤の他人と結婚した方がいいのです。

2)近親相姦を禁止する遺伝子
 「遺伝子によって近親とのセックスを避けるように仕組まれているか?」という疑問についてはいろんな学者が論述していますが、どれ一つとしてまともな答えはありません。
さて、どんなに美しい兄弟姉妹を持っていても、セックスをしようという気は普通なら起きません。もちろん両親にもそのような感情は芽生えません。これは不思議なことです。ならば遺伝子には「近親とのセックスをさける」という命令が含まれているのではないか? と誰もが思います。しかし、答えはノーです。兄妹でさえ、生まれた時から離ればなれで暮らしていれば、大人になって初めて出逢ったときに、恋に落ちる可能性は十分あるからです。生まれてから一度も会ったことのない兄妹なら、街で出会っても一目見て血がつながっているとは絶対に判別不可能です。それを判別する遺伝子を私たちは持ち合わせていません。
では、なぜ一緒に暮らしていると恋には落ちず、離ればなれで暮らしていると恋に落ちるというような現象が起きるのでしょう。それは脳内に分泌される微量のホルモンのせいです。具体的にはノルアドレナリンやPEAなどと呼ばれる物質で、このホルモンが分泌されるから人は恋におちてしまうのです。つまり、一緒に暮らしている親兄妹と話をしていても、これらの物質が分泌されないから恋に落ちないのです。近親相姦が起きないのは遺伝子によるというよりもこのPEA の分泌システムによると考えることができます。これらの「恋の媚薬」的ホルモンは緊張している時にしか分泌されません。したがって恋愛をするために必要なものは「緊張」であることがわかります。一緒に暮らすと緊張がないので恋に落ちないというだけで、だから家族には恋をしないのです。

3)つりばし実験
この実験は、一人の女性(おとり)といろんな男性(被験者)を吊り橋の上とそうでない普通の場所とで会話をさせ、その後、女性の連絡先を男性たちに教え、誘いが何人からあったかをチェックしたものです。結果は吊り橋の上で会話した男性たちのほうから圧倒的に多くの誘いがあったのでした。
吊り橋の上で会話させるというのはもちろん緊張させてドキドキさせるためです。そうすることでノルアドレナリンやPEAなどのホルモンを出やすくさせることができます。この状態で少しきれいな女性と会話をさせると、人間という脳の発達した動物でさえも、簡単にほれさせることが可能であることを示しています
信じられないと思いますが、人は恋をするとこれらの物質が分泌されるのではなく、これらの物質が分泌されると目の前の人に恋をしてしまうことを示しています。

4)理性と本能
理性は人間の脳で最も発達している大脳皮質の機能と言えます。しかし、間違ってはいけないことは、大脳皮質は本能を抑えるためにあるのではなく、「いかに本能を発揮させるか」のために発達しているというところです。「人間は理性があり、本能のままには行動しない立派な生き物」と完全に間違った考え方をしている人が多いですが、もともと大脳皮質は本能をどのように出したら最も有利になるかを計算する脳なのです。つまり理性は本能を引き出すための知能なのです。しかし、ほとんどの人は罪悪感などは持たず、動物を殺しても法律で罰せられることはありません。逆に大脳皮質が発達しているからこそ、こんな残酷なことが平気でできてしまうのです。つまり、大脳皮質は動物を殺すという罪悪感を麻痺させ、食欲という本能を上手に引き出しているわけです。
基本的に性欲も同じで、男性の場合どのようにすれば多くの女性とエッチができるのかを計算させ、本能をコントロールするのが大脳皮質、つまり理性です。例えば、エレベーターの中で男性が女性と二人っきりになったとします。この時に、男性が本能を発揮し、女性を犯してしまえば、警察に連行されその後に快適なセックスライフを送ることができません。今、目の前にいる女性を犯したほうが得か、彼女を作ってセックスしたほうが得かを計算し、得な方に自分の本能をコントロールするのが理性というものなのです。ですから、もし、明日地球に隕石が衝突し滅亡するということがわかったら、理性は逆に一時の快感を得るために、女性を犯す方向に向かわせる可能性もあります。このように理性は本能を快適に発揮させるための制御機関ということがわかります。

5)テストステロン
テストステロンは精神に作用するホルモンとしては最上ランクといえます。このホルモンが多く分泌されると、男性でも女性でも闘争的になり、短気になり、性欲も上昇し、物事の分別がつかなくなります。人間の脳をエンジンに例えると、テストステロンとはガソリンの中にたらすニトログリセリンのようなものなのです。男性はこのホルモンが多いからこそ、人と闘って勝ち抜こうという意志が強く芽生え、争いを好むようになるのです。
では、何のために争うのか? 結局のところ女性を獲得するために争うわけです。だからこそ、テストステロンのおかげで性欲もおもいっきり上昇します。また、男性にとってテストステロンを分泌させることは至上の快感であり、実際にテストステロンには気分を爽快にさせる精神作用があることがわかっています。

6)テストステロンの飽きさせる作用
テストステロンは性欲を高め、同時に他のホルモンと連動して性の快感を上昇させるのですが、実は精神が安定している状態ではテストステロンは多く分泌されません。つまり精神安定はテストステロンを低下させるのと同時に性の快感までも奪います。1人の女性と長く付き合っていると、精神が安定してしまい、テストステロンの分泌量は低くなるので、その女性とは性の快感が得られにくくなってしまうのです。場合によっては性的不能になることもあります。
ところが新しい女性との出逢いはドキドキし、精神が不安定になるので、テストステロンは多く分泌され、大きな性の快感が得られます。つまり、1人の女性とずっとつき合っていると、その女性とは性の快感が得られなくなるので、快感を得るために新しい女性を求めるようになるわけです。これがテストステロンの精神作用です。わかりやすく言えば、テストステロンは女性を飽きさせ、そして男性に永遠に新しい女性を求めさせるように働きかけるホルモンと言えます。この作用がクーリッジ効果*を生みます。

7)テストステロンの縄張り作用
 テストステロンの精神作用には「プライベートに関わられるのを極力嫌がるようにさせる」というものがあります。これは男性に縄張り意識をもたせるためです。つまり、男性体的に言うと、人間は地位の上下関係を計算し、自分より目上だと思う人間に対しうとする習性を持ちます。この精神作用のためにテストステロンが多い男性ほどプライベートを侵す者に対して牙を剥くようになるのです。おもしろいことに、時にこの牙はつき合っている彼女に対しても向けられます。というのも、つき合っている女性ほど、男性のプライベートに入っていこうとするからです。

8)テストステロンの理性を吹き飛ばす作用  
セックスフレンドが多い男性や高い地位についている男性ほどテストステロン(男性ホルモン)の分泌が多くなります。大脳皮質はこのテストステロンを抑制しますが、多量に分泌されると理性を吹き飛ばし、精神爆発を起こします。いわゆる理性のブレーキが外れた状態で、科学的には多くの女性を囲っている男性ほどこの状態になりやすくなり自分中心で倫理や道徳を無視しやすくなります。ですから、モテる人ほど非常識になり、いろんな新しい女性をあさるためなら、嘘もつくし、騙しても平気でいられるようになるといえます。ただし、本当に実力があり、モテる男性は女性に嘘をつかなくても女性と付き合えますから、嘘はつきません。例えば「俺には彼女がいる」と堂々と言っても女性はついきます。始末におえないのは、実力があまりないのに口先で適当に女性に嘘をつき、二またをかける男性です。このような男性はテストステロンのとりこになり、嘘をついたり人を騙したりすることに罪悪感が少なくなります。このような男性は大勢いますので、ひっかからないように十分注意しましょう。

9)テストステロンが大好きな女性
女性はこのホルモンにめっぽう弱く、年齢に関係なくこのホルモンの多い男性に憧れを感じます。はっきり言えばこのホルモンを多く分泌させれば男性はモテるようになります。しかし、実は男性はテストステロンセーブ*が働きやすく、そう簡単にこれを多く分泌させることは不可能なのです。ではどのようにすればテストステロンが多く分泌されるのでしょうか?

1)まずは何度も言うようにルックスです。しかし、少しくらい良いのでは話になりません。女性から逆軟派されるくらいよくなければ自信がついてテストステロンが分泌されるまでは行きません。

2)次にスポーツです。しかも屋内より屋外で人に見せることができるサッカーや野球などの花形スポーツが有効です。これでインターハイに出場できるくらいになればテストステロンは必ず多くなります。

3)芸能。これの花形と言えば軽音楽部。ギターやボーカルで人気ナンバーワンになればテストステロンは上がります。

4)つっぱり。番長を張っていたり、暴走族のヘッドをしている男性は必然的にテストステロンが多く分泌されます。

5)おまけ。勉強ができて、学年でトップに立つような男性は残念ながらテストステロンの分泌は1から4であげたほどには上昇しません。なぜかというと頭を働かしている時はテストステロンの分泌が抑えられてしまうからです。勉強でトップでも、モテないのはこのためです。しかし、やがてはこのような男性ほど地位や財産を築き上げていきますので、後にテストステロンの分泌は必ず逆転します。今、机にかじりついてるガリ勉君が将来はモテモテになるなんて同級生には信じられないことでしょう。おもしろいですね。

10)テストステロンセーブ
テストステロンは男性なら誰もが多いというわけではありません。もし、男性の誰もがテストステロンを分泌し放題だと、誰もが闘争的になり、上からの命令にも反抗するようになるため、争いが絶えなくなります。さらに女性を力ずくで強姦してしまいかねません。この状態であれば人類は本能のままに行動を起こすようになり、力の強い者だけが生き残ります。もしそうだとしたら人類はとっくの昔に絶滅していたことでしょう。だって力だけが強いだけならライオンなどにはかなわないからです。ところが人類はそれほどバカではありません。社会というものを作り、できるだけ争わなく、殺し合わなくてもよいような制度を作る方向に進化していきました。おかげで人類はこ れほどまでに繁栄したのです。
これをホルモン的な見方で考えると、テストステロンを大脳皮質でコントロールできるように人間は進化したと言えます。具体的に言うと、人間は地位の上下関係を計算し、自分より目上だと思う人間に対して接する時は、テストステロンの分泌量をセーブし、自分より格下の人間にはテストステロンを放散させるという芸当ができるように進化したというわけです。男性はテストステロンを上下させることができる画期的な生き物と言えます。具体的に言うと、人間は地位の上下関係を計算し、自分より目上だと思う人間に対して接する時は、テストステロンの分泌量をセーブし、自分より格下の人間にはテストステロンを放散させるという芸当ができるように進化したというわけです。男性はテストステロンを上下させることができる画期的な生き物と言えます。

11)セックスにかかるコスト
セックスは男女平等ではありません。セックスそのものにかかるコストには大きな男女差があります。避妊具が発達した現在、セックス=子供ができることではありません。しかし、人間の潜在意識の根底にはセックス=子供ができることという認識があり、これが性に対する考え方に大きな男女差を生みます。まず、女性は子供を身ごもってから生むまで、お腹の中で育てますが、そのために費やす労力はかなりのものです。生む瞬間の苦痛もあります。

さらに、生んでからはその子供を育てるために莫大なコストがかかります。万が一、途中で中絶するとしても、母体にかかる負担は大きく、女性にとってセックスとはコストがかかるものなのです。この事実は男性がどんなに努力しようとも変えることはできません。一方男性はというと、セックスにかかるコストはほとんど0に近く、相手に子供ができても育てない場合は一切コストがかかりません。つまり、もともと二人の合意で行われるセックスであっても、それにかかるコストは平等ではなく、避妊具の発達で妊娠する可能性が低くなったと言えども、圧倒的に女性が不利なのです。このコスト差があるためにセックスは売ることができます。女性の売春が多いのはそのためです。もちろん男性の魅力がとても高く、このコスト差以上に男性のセックス価値が高い場合は男性売春も可能です。

12)セクハラ
セクハラ行動はもともと生殖活動における前段階の男女のかけひきであり、そういう意味ではセクハラをしなければ生殖活動は成立しません。最もひどいセクハラはいわゆる強姦で、とにかく生殖活動に起因するもので相手がいやがってしまえばどんな行為もセクハラになります。人間を含めて、動物のオスの行動の共通点は「縄張りを張る」ということです。犬科の動物はおしっこによるマーキングをすることはご存じでしょうが、このようにしてオスは自分の縄張りを作ります。そして、その縄張りにメスが侵入してくることが生殖活動を成功するためのきっかけとなります。したがってオスはよりメスがきそうなところに広い縄張りを張ろうとします。そこで縄張り争いがオスの間で繰り広げられるのです。自分の縄張りにオスが侵入してくれば、命をかけてこれを撃退しようとするのです。これは当然ながら人間も同じです。人間の男性の場合、縄張りは横に広げるのではなく縦に広げます。これがいわゆる地位というものです。地位が高ければ高いほど、付き合える女性のレベルは高くなり、よくモテ、生殖活動が有利になることは言うまでもありません。だからこそ男性は地位を上げようと命をかけるのです。さて、そうは言っても人間でも物理的な縄張りは横への広さであることに変わりはありません。つまりひとりひとりにプライベートな縄張りが存在し、偶然ではなく、その縄張りに他人が入ってくるとそれは男性なら縄張り荒らしになり女性では生殖活動可という判断がなされます。日本人の縄張りは諸外国の人たちと比べ、この縄張りが広いと言われており、女性が男性の縄張り内にうっかり入ってしまうと「気がある」と勘違いされることが多いのです。理想を言えば、男性たるもの広い縄張りを張って、そこに女性から入ってくるように仕向けるのが理想と言えますが、実際男性のほとんどがそうはせず、自分から女性に近づき、自分の縄張り内に女性を入れようとします。例をあげると、

1) 触る
2) 近づく
3) 話し掛ける
4) 意地悪をする

1)はより直接的で4)になるほどより婉曲的です。4)は気を引くために幼い男の子がよくやることですね。もちろん、1)に近づくほど縄張りに引き入れようという意志が強く、直接的であることがわかります。でも、これがどうして「縄張りに引き入れること」になるのかというと、もし、男性がこのようなことをして、女性が拒否しない場合、それは性行動をエスカレートさせてもいいというサインになるからです。例えば、胸やお尻をさわっても女性が抵抗しなければ、すなわち恋人レベルの親密度OKというサインになり、これが男性の縄張りに入った状態です。合同コンパなどで女性が酔っぱらい、警戒心や抑制がとれて男性によりかかるシーンがありますが、これはまさに女性から男性の縄張りに入っていく生殖行動だったのです。しかし、これらのセクハラ行為も、女性側が男性の縄張りに入り込む意志がある場合は全くセクハラにはなりません。だから、女性があこがれているようなモテる男性がしても、全く問題にされないわけです。反対に嫌いな男性に対しては、近づいてこられたり、話し掛けられるだけで立派なセクハラになってしまいます。

13)性格判断
例えば一人の女性がいたとします。彼女は前から憧れていた大好きな彼に、自分から言い寄っていき、なんとつきあえることになりました。それはもうハッピーで仕方ありません。大好きなその彼のためなら彼女は何でもできます。ところがこの彼女、以前につきあっていた男性はあまりぱっとした人はいませんでした。だから今までの恋愛は、ほとんどが男性の方から「つき合って欲しい」と言われて成り行きでつき合っていたという状況でした。だから彼女はデートの度に、自分の要求を通し、以前つきあった男性には「わがままで性格がきつい」とよく言われていたものでした。ところが今度の彼には彼女は何でもしてあげるし、わがままも決して言いません。おかげで今の彼からは「君はおもいやりがあって、よく気が利くね」といつも絶賛されます。このように、人間は状況に応じて、相手に合わせるかそうでないかを判断し、ころころと行動様式を変えていきます。だから、評価される自分の性格も相手によってころころ変わるのです。人間はみんな、性格がよくなったり悪くなったり相手によって変わるわけです。だから実際は男女のカップル選びで「性格」が「最も重要視されるもの」であるはずがありません。男性がいくら魅力があり、人並みはずれた経済力があったとしても、つき合う女性にしてみれば、その男性をコントロールできなければその経済力は自分のものにはなりません。もし、その男性が、途中で自分を無残に捨てたり子供に危害を加えたりするようではいくら経済力があっても一緒に暮らすことはそれ以上のリスクを背負います。このリスクを回避するために女性にとってはその男性をコントロールできるかどうかが非常に重要であることがわかります。ここに女性が男性の性格を重視する必要性があるのです。性格が明るいとか暗いということは性格選びで大した意味がありません。重要なことは、自分の性格で、相手がコントロールできる性格の持ち主かということであり、女性はコントロールできそうと感じる相手の性格を「性格がいい」と感じるのです。だから、相手がいくら大金持ちでも性格が悪いと、その人をコントロールできないから一緒になろうという気が起こらなくなるわけです。したがって「コントロール可能」と「経済力がある」の二つを備えた男性を女性は「性格がいい」と感じるはずで、それは男性がルックスのいい女性を「性格がいい」と感じることとほぼ同様です。性格判断は実はこのようにしてなされるものなのです。

14)女性のルックスの威力  
女性のルックスが美しければ心理的にどのような影響を及ぼすかを調査した学者たちが多数います。
・一緒にいる女性の魅力でその男性の能力が判断される。(魅力的な女性といると成功者と思われ、逆に魅力的でない女性といると無能とみなされる)<サイガルとランディー>
・ 魅力的な人は好感をもたれ、魅力にとぼしい人は感じが悪いとされる。<ヘンス>
・ 魅力的な人は善良とみなされ、否定的な行動も黙認される(グラマー効果という)<バシーリ>
・ 魅力的な人には人はよりオープンに接する。(ハロー効果という)
・ 魅力的な女性は同性とのつき合いのなかで優位に立てる。美は他人に対する権力になる。<ヴァイスフェルト>
このように美しさはその女性の内面(性格)をもよくみせてしまうことがわかります。つまり男性は「美しい女性=性格がいい、感じがいい」と錯覚させられるのです。

15)カップルの市場原理
ここに今同じ年齢の男女が十人ずついたとします。この男女に魅力の点数をつけ、上から順に並べたとします。この場合、どのようなカップルができると思いますか? 恐らくみなさんは一番目と一番目同士、二番目と二番目同士、三番目と三番目同士のカップルができると思うことでしょう。しかし、現実にはそんなことは絶対にありません。なぜなら魅力の一番高い男性が魅力の高い3・4人の女性を一人で確保してしまうからです。ですからその後に残った女性としか二番目以降の男性はつきあうことができません。そして男性の最後のほうの順位の人は女性のだれともつきあうこともできなくなります。これが現実です。では一番目の女性と一番目の男性が付き合えるかというとそうでもありません。なぜなら男性は少しでも自分に自信のある人はこぞって一番目の女性にアタックするからです。そのおかげで一番目の女性の市場価値は上がり、一番目の女性は一番目の男性とでは、まだ不服を訴えるようになります。そして結局この女性はさらに年上の男性へと選ぶ範囲を広げていき、その中のさらに魅力のある男性とつき合おうとするわけです。つまりここにいる十人の男性は実際は一番目の女性とはだれもつき合えないのです。

16)女性の生殖戦略
もともと女性はセックスのコスト差(→Dictionary11)があるため、自分の魅力よりも高い魅力の男性と付き合えます。さらに、肉体の武器を使えばもっとレベルの高い男性とつきあうことが可能です。そしてセカンドを自覚し、都合のいい女を宣言すればもっともっと魅力のある男性と付き合えます。したがって女性が使う男性選びの戦術で最も有利なのは、肉体を武器に自分より魅力の高い男性とつき合い、可能な限り、つき合う男性のレベルを上げます。そして万一その男性に本命として選んでもらえなかった場合、二番目の男性と結婚するというものです。実際に女性はこのような戦術を多用しています。したがって、現実社会において、憧れて恋いこがれた相手と結婚できる女性は実は一握りもいません。すなわち実際につり合いがとれる男性というものは自分の理想より低いものなのです。

17)男性の生殖戦略
男性の生殖戦略の最終目標は何と言ってもエッチです。つまり、エッチという目標に向かって自分を磨き、女性の気を引き、サービスをし、誠意を見せて、そして最後に念願のエッチへとたどりつけます。反対に言えば、最初からエッチができるのなら男性は女性にサービスしたり、誠意をみせたりはしません。なぜなら人間はもともと最小の労力で最高の利益を得ようとする賢い動物だからです。目標を達成するために、人間はできるだけ最短距離を行こうとします。ところが実際は最短距離を歩いたほうが目標物まで到達できません。 例えば初めて会った女性を口説くのに、男性は「エッチしよう」と言って口説いたりはしないでしょう? というのはそのような直接的な最短の口説き方をすると一瞬で振られることが分かっているからです。目標物の女性が高いレベルであればあるほど、男性はそのような直接的な言動は避け、よりまわりくどいことをしなければなりません。つまり、このまわりくどさが男性の生殖活動における戦略の特徴なのです。ぜんぜんついでの方向ではないのに彼女を家まで送っていったり、眠い時でも夜の長電話につきあったり、とにかく友達のふりをして都合のいい男を演じます。女性は肉体を使った直接的な生殖戦略を使うのに対し、男性はまわりくどく、間接的な生殖戦略をとります。

18)I love youの意味
「好きだ、愛している」には「僕は君に投資するから、僕の所有物になってくれ」という意味があり、とてもストレートな直接的な言葉です。当然、間接的な生殖戦略(→Dictionary17)を特徴とする男性はこの言葉をなかなか言えません。しかし、女性は自分より魅力の高い男性にはいち早くこの言葉を言ってもらいたいのです。とにかく早く「あなたのもの」になりたいわけです。ですが、反対に魅力が高い男性ほどこの言葉を絶対に言いません。魅力の高い男性は女性に投資しなくてもモテモテで、自分より魅力の低い女性には投資したくないからです。より好みさえしなければ、自分が投資しなくても肉体を投資してくれる女性はいくらでもいます。ですからモテる男性ほど「好きだ、愛している」を言わなくなります。このように、男性は自分より魅力が高い女性にも、魅力が低い女性にも「好きだ、愛している」を言えない生き物であることがわかります。女性は好きな男性にこの言葉を言ってもらいたいのはよくわかりますが、それは男性の生殖戦略上、非常に難しいと言えます。

19)嘘つきのシステム人はなぜ嘘をつくのでしょう? 別に難しくありません。自分が持っていないものを要求されて困った時に、それでも自分をよく見せようとして持っている振りをして嘘をつくのです。嘘の発信源は「持ってないものを要求される」ところにあります。詐欺師はその典型で自分は何ももっていないにもかかわらず、お金も地位も財産も持っている振りをして人に近付くでしょう? それは騙される方の人が地位や財産のある人とのおつき合いを望んでいるからです。つまり嘘のシステムは相手が望んでいるものをより多く持っていることを示すところから始まるといえます。するとある事実が判明します。人が望むようなものを全て持っている人は何も嘘をつく必要性が生じないということです。世の中に嘘をついたことのない人はいませんが、おそらく天皇陛下などはほとんど嘘をついたことがないと予想されます。さあ、ここからがおもしろいのですが、これを男女間のかけひきに置き換えてみましょう。まず、男性が女性に何を一番に望んでいるか考えてみましょう。地位ですか? 学歴ですか? 財産ですか? もちろんそれらはあっても邪魔にはなりません。しかし、本当に望んでいるのはそんなものではなく、ルックスやセクシーさです。美人はいろんな男性にちやほやされることから考えても、そんなことは極当たり前だということがわかります。でも、ルックスのよさやセクシーさは全員が持っているわけではありません。いいえ、はっきり言えばほとんどの女性が持っていません。ルックスがいいと自信を持って言える人なんて女性が20人いたら、1人か2人です。つまり、20人中18ー19人の女性は男性から自分にないものを要求されているわけです。すると先程の嘘のシステムが必ず用いられるはずです。つまり、自分が持っていない美というものを持っているように見せるための偽装工作が盛んに行われるはずです。そういう視線でいろんな女性を観察してみると・・・まずは化粧! これは読んで字のごとく「化ける」わけですね。ブラジャーに入れるパット、矯正下着類、ハイヒール、ファッションなどなどこれらは全て偽装工作であることがわかります。男性のみなさん、クラブで軟派した女性と一夜を過ごして、翌朝化粧の落ちた女性の寝顔を見て「騙された!」と思った経験はありませんか? そう、男性がルックスやセクシーさを求めるからこそ、それがない女性は必死に偽装工作するのです。みなさんは意識していなくても、化粧やブラジャーなどは嘘のための道具になっているのです。この理論の逆も真なりで、とびっきり美しく、スタイルのいい女性は化粧なんてしなくてもモテます。するとしても薄化粧で十分。つまり、男性が要求するものを全て持っている女性はルックスに関して嘘をつく必要もなくなります。ですからボディコンの服もどうどうと着れるわけです。さらに、男性が女性にルックスのよさやセクシーさを求めなければ、女性は嘘をつく必要が全くなくなります。「ルックスを求めない男性なんていない」ですって? そんなことはありません。結婚して子供が生まれれもすれば、夫は妻にルックスやセクシーさをいつまでも求めるということはありません。おかげで女性は夫の前では嘘をつく必要性がないので化粧をすることもなくなり、セクシーな下着もつけなくなります。何度も言うように嘘のシステムは嘘をつく側にも嘘をつかれる側にもその原因が必ずあります。何も嘘をつく方だけの問題ではないことを覚えておいて下さい。



20)ほ乳類のオスは子育てしない
人間以外の動物たちのオスはほとんど子育てに参加しません。といっても鳥類だけは特別です。彼らは子供をお腹に宿すとその重さのために空を飛ぶことができなくなります。したがって体温で育てなければならない胎児をやむを得ず卵という形で外に出して育てます。おかげでメスだけが卵を暖めていると餌もとれずに餓死してしまいますから、これを防ぐためにはオスも卵を暖めてあげなければなりません。ですから鳥類はほとんどオスも子育てに参加します。ところがほ乳類動物のオスは全く子育てに参加しません。これを「さぼっている」と考える人がいると思われますが、さぼっているのではなく、全く子育てができないのです。なぜ?って? それは生まれたばかりの赤ちゃんはお乳で育つからです(それがほ乳類の特徴です)。反対に言えばお乳以外を食べることができません。つまりどんなに逆立ちしたってほ乳類のオスには赤ちゃんを育てることができないわけです。また離乳食を食べはじめるころになると、比較的早期に自立していきますからオスのでる幕ははっきり言ってありません。しかし、人間だけが唯一、他のほ乳類とは違い男性も子育てに参加します。実はどちらかというと自然界ではオスが子育てに参加するほうがよほど不思議なことなのです。

21)ハイエナ戦略
女性はセックスという男性の本能に働き掛ける行為を誘い水として、実際には不釣り合いと思えるほどのレベルの高い男性とつきあうことが可能です。その理由は女性の肉体自身に生物学的な商品価値(→Dictionary11)が存在するところにあります。つまりこの商品価値の代金が自分よりもレベルの高い男性とつきあう時の不釣り合いを埋め合わせることができます。 さて、自分の肉体を武器にした女性はレベルの高い男性の彼女になることができますが、長続きして結婚にゴールインすることは大変難しいことです。というのもその男性には釣り合いのとれた新しい女性が出現する可能性が高いからです。そして肉体を武器にしていた女性はその時にふられるか、または都合のいい女になりセカンドをする以外にありません。男性のハイエナ戦略はこの時になってはじめて活かされます。レベルの高い男性が捨てた女性を拾いにまわるのです。ですから、背伸びをしてレベルの高い男性とときめくような恋愛をしている女性ほど、このハイエナ戦略の餌食になりやすいと言えるでしょう。

22)女性が男性に望むもの
女性が男性に要求するもの(望むもの)で人間特有なものとは「子育て」です。人間以外のほ乳類で子育てをするオスはいません。子育てというとわかりにくいので、もっとわかりやすく説明すると、「男性が一かけて築いた財を全て一人の女性につぎこむ」つまり「一人の女性だけに投資する」ということです。ここで最も重要なポイントは「一人の女性だけに」ということで、女性にとっては自分以外の他の女性に投資されることが最もいやなわけです。財力がある男性の立場からすれば、その財を他に配れば、何人でも若くてきれいな女性を手に入れることができるにもかかわらず、女性はそれを阻止しようと必死になります。つまり女性は男性に「私一人だけに死ぬまで一生投資し続けなさい」というほ乳類としては信じられないような要求を男性に突き付けます。しかし、この要求を無条件で受け入れる男性が女性にモテることは言うまでもありません。

23)友達の彼女を奪う
友達の彼女をハイエナ戦略(→Dictionary21)の餌食にしようとすることは、少し難しいかもしれません。なぜなら、男性は女性をキープしておきたいという意識が強く、たとえ別れた後でも都合のいい女として自分に引き付けておこうとする習性があるからです。そのため、友達のカップルが別れたと思っても、実はずるずるつき合っていたということが多々あります。ですから、あなたがハイエナ戦略をとるというなら、友達と一戦交えて勝つという覚悟が必要です。しかし、友達とそのようないざこざを起こすことは面倒なので、男性は普通、友達の彼女に手を出すのを最も敬遠します。

24)PEA(フェニール・エチル・アミン)
「恋愛にいかに夢中になるか」には恋の媚薬と呼ばれるPEAがカギを握っています。これはときめいている時におそらく脳内で分泌されているだろうと言われるホルモンで、集中力や快感を倍増させる作用があります。PEAは化学構造でフェニール基とエチル基とアミノ基を持っている化学物質の総称で、一つの化学物質を表すものではありません。その代表的物質である覚醒剤は、PEAが人間に及ぼす作用を考察するうえで大変参考になります。覚醒剤はとにかく人間の五感を過敏にさせ、集中力を高めさせ、快感を何倍にもふくらまします。そのため、これを注射された女性がエッチをするとまるで別世界のエクスタシーを感じることができるために、貞操観念を消失してしまいます。やくざが覚醒剤を女性に注射して売春させるのはこの効果があるからです。つまり、恋の媚薬を注射されたために、まわりのどんな男性にも恋をする(エクスタシーを感じる)? のでだれとでも寝てしまえるようになってしまうわけです。人間には微量ではありますが、恋をしたり物事に集中している時は脳内覚醒剤が分泌されていると考えられています。それがPEAです。ですから、好きな異性と接する場合、その異性のことを頭に思い浮かべるだけで眠れなくなったり、その人に夢中になったり、またその人とのエッチの時は尋常でない快感が得られたりするわけです。人間はPEAのおかげで異性にはまる(集中する)と言っても過言ではありません。

25)PEAが出る状態
あなたはこれから新車を買おうとしています。前から欲しくて欲しくてしかたなかった新車(外車)を買うことにしました。カタログを見る時、そして購入を決定して納車を待つ時、あなたはうきうきしてそれはもう眠れないほどです。そして車が来ました。最初のうちは自分の目の前に本物があるというだけでうれしく、この車のオーナーであることの優越感にひたれます。そして毎日きれいに磨いてとても大切にします。しかし、あなたがこの気持ちを車検の切れる3年後まで保てることができるでしょうか? おそらく3年後には新しくメジャーチェンジをした新車が新発売されるだろうし、ましてや完全に自分の車となったものに対して「欲しい、欲しい」と思い続けることは不可能です。車に例えましたが、これを男女関係に例えると、一人の人にずっとときめいていられないということがわかります。さらに、完全に手の中に入った女性を男性は欲しいと思い続けることが不可能ということがわかります。ところが、新車が自分のものではなく、たまに友達から貸してもらえるという状況だったらどうでしょう? 自分が絶対に買えないというのが前提であれば、3年経ってもその車を自分の持ち物にしたいという欲求は消えません。それどころか貸してもらえるのに手に入らないという状況では、ますますその車への思いはつのります。これを人間に置き換えれば、PEAの理屈はいとも簡単にわかります。つまり完全に自分の手の中に入っていないけど、たまにデートができて、エッチして、その時は一瞬自分のものになったと感じられるような状況が、最も人間を異性にはまらせることができます。さらに相手の異性がモテモテで自分がいつふられてしまうかわからないという不安な状況であれば、相手を手に入れたいと思う気持ちはさらに強まります。そしてこの時、あなたの脳内ではおそらくPEAが最高潮に分泌されていることが予想されます。

26)追うと出なくなるPEA
あなたはすでに新車のオーナーだったとします。確かに購入する時は欲しくて仕方ありませんでしたが、もう三年も経っていて細かな傷が目立ちます。それどころかこの車にはあなたを監視するシステムが搭載されていて、車と行動を共にしている時はあなたの居場所がわかります。しかも、電車で行けるところにも車で行きなさいと言われていたとします。さて、あなたはこの車を欲しいと思い続けることができるでしょうか? はっきり言って、こんな車なら私ならいくら高級車でもいやになります。それどころか一刻も早く売り飛ばしたいと思うことでしょう。監視されていることが楽しいのは本当に最初だけです。この状況でこの車に対して意識を集中させ、PEAを分泌させることは絶対にできません。PEAは追われると出なくなる理由が車を異性に例えればよくわかります。好きになりすぎて追いかければ追いかけるほど相手の異性の恋愛の熱は必ず冷めていき、それでもさらに追いかければついに逃げたくなるのが動物の本能です。

27)恋の三要素
恋愛が成り立つためには三つの要素が必要です。一つは同一化。これは言葉や宗教、習慣、考え方、生活リズムなどが自分に近い者に好意を抱くというもの。二つ目は美。これはより人間らしい均整がとれている姿・形をしている者にあこがれるというもの。そして三つ目が緊張感。これがなければ絶対に恋愛に発展しません。恋をするとときめきますが、これは緊張感の一つの徴候です。人は緊張するとノルアドレナリンなどのホルモンが分泌され、ときめくとPEAなどのホルモンが分泌されます。相手を緊張させ、このようなホルモンを分泌させることが恋を芽生えさせる絶対必要条件です。

緊張感が芽生える状態
・美しい人と接した時
・自分より能力、魅力が優れている人と接する時
・相手に未知の部分が多い時
・努力すれば手に入れることができる時
・性的に極度に飢えている時

緊張感が芽生えない状態
・個性的すぎる時
・自分より能力が低い人と接する時

・相手のすべてを知り尽くしている時
・自分とは住む世界が違うと感じた時
・すでに欲求が満たされている時

女性に緊張感を持ってもらうためには、男性は自分の能力や魅力が優れていることを相手に示すことが大切です。スポーツや芸能関係で秀でたものを持っているなら別ですが、そうでなければなかなか恋愛に発展しません。もちろん男性のルックスが非常にいい場合はそれだけで相手は緊張してくれますから、恋は芽生えやすくなります。

28)機制
人間は悪い状況でも自分の都合のいいように考え、精神的に楽になろうとする機制が働く知能の高い動物です。例えば高いところの木になっているぶどうをキツネが必死になってとろうとしたにもかかわらず、とれなかったので「どうせすっぱいに決まってる」と言って自分を納得させるという話がありますが、きつねが「すっぱい」と思い込むことは、ちょうどこの機制にあたります。人間は機制のために現実をわざと見ないようにすることが可能で、そのために他人からみれば騙されているとわかることも、自分では客観性を失い、わからなくなることも多いのです。

29)クーリッジ効果
男性のセックスにたいする生理を一言であらわした言葉です。アメリカの30代大統領クーリッジ夫妻が養鶏場を視察に行きました。するとそこにはおびただしい数の卵やひよこ、親鳥たちがひしめきあっていました。この光景に驚いたクーリッジ大統領の奥さんは「まあ、すごい数のひよこですこと」と言いました。すかさず農夫は自慢気に「ここのオン鶏たちはそれはもう朝晩なく交尾にはげむんでさあ」と答えました。大統領の奥さんは「それをうちの亭主にも言ってあげてよ」とすぐさま切り返したそうです。一方、大統領の方はこう質問しました。「ここの鶏たちは一夫一妻制なのかい?」と。すると農夫は「とんでもございません。こうやって次々とメン鶏をとっかえひっかえしてやるんでさあ。するとオン鶏は狂ったように交尾するんでさあ」と答えました。大統領はすかさず「それをうちの奥さんに言ってやってくれよ」と。つまり男性を含めたオスという生き物は同じメスとのセックスには次第に興味を示さなくなるのですが、新しいメスが来ると、とたんに元気になり全力でメスに向かっていくということを表しています。このように男性は新しい女性に対しては猪突猛進で向かっていく生理があり、この特徴をクーリッジ効果と言うようになったのです。

30)愛の中央収束値理論
恋愛が発展していくかそうでないかは、必ずリアクションをする側の態度で決まるという恋愛のかけひきの定義です。つまり、恋愛をするにあたって、優位な人と劣位の人がいれば、優位の人の方のリアクションで恋愛がどこまで発展するかが決定されるという法則です。簡単に例を挙げてみましょう。 A君は後輩のBさんのことが好きで、デートに誘おうとしています。
A:ねえ、携帯の電話番号教えてくんない?
B:いいですけど、じゃあAさんのも教えて。 この言葉にA君のBさんへの関心度はアップ。気をよくしたAは
A:じゃあ今度ディズニーランドいかない? お泊まりで。 この言葉に危険を感じたBは
B:泊まりならいやです。(きっぱり) これにショックを受けたAは顔をひきつらせて
A:なら、今度食事にでも・・・ あっ、やばい不機嫌な顔してる。ここはOKしとくか
B:そうですね連れてって下さい。 これに再び気をよくしたAは少しなれなれしく
A:それじゃ来週の土曜日はどう? で、帰りに僕の家に少し寄って・・・ またまたこの言葉にムッときたBは
B:あっ、その日ダメなんです。予定が入ってて・・・
A:じゃあいつがいい?
B:ちょっと予定がたたないんで・・・それじゃあ。と結局約束はとりやめになってしまいました。このようなBさんの優しくなったり冷たくなったりの態度がなぜ起こるのか? この理由はBさんがA君との親密度を友達に設定しているからです。だから、A君が友達以上のことを望めば冷たい態度をとり、A君があまりにも暗くなり過ぎて気まずくなると困る場合は優しい言葉をかけます。このBさんの揺さぶりにより、A君がどんなに努力したところで、Bさんの設定している友達レベル以上に親密な関係になることは望めません。二人の会話がどんなに進んだとしても、結局A君の望む親密度とBさんの望む親密度のちょうど中間くらいの親密度に落ち着きます。これを愛の中央収束理論と名付けました。

31)死亡原因とモテかた  
モテかたを死亡原因と絡めながら検証してみたいと思います。現在日本は世界屈指の長寿国で平均寿命が近年までのび続けていたことはみなさんもご存じでしょう。この理由は生後一年以内に死亡してしまうような乳児を救えるようになったからです。本当にみんなが長生き出来るようになったからではありません。実は生後一年以内に死んでしまう赤ちゃんは想像以上に多く、この原因は先天異常、つまり遺伝子異常によるものが多いのです。この遺伝子異常による病気は、幼少の頃に猛威をふるい、やがて歳をとるごとになくなっていきます。そのかわりに今度は歳をとると癌や心臓病、脳血管障害などの後天性の(後から獲得した)ものが顕著になります。これは死亡原因と非常によく似ています。

32)美女と遺伝子間の生存競争
人間はルックスを操作することができます。整形手術ではありません。それは自分の子供です。あなたが男性なら、おもいっきり努力して、地位や財産を身につけ、とびっきりの美人を奥さんをもらって子供を作ればそれでOKです。美人の妻からルックスのいい子供が生まれる確率は絶対に高いのですから。そうなんです。そう考えるとわかるのは、あなたのルックスがいいか悪いかは、あなたの親やおじいちゃんが努力したかさぼったかによるわけです。努力して美しい女性と一緒になった場合、その努力は遺伝子という形でその男性の子孫に影響力を残し、子供はその恩恵を受けて、ルックス良く生まれモテます。モテる子供はさらにその力で再び美しい女性を獲得できれば、孫はまたモテます。このようにしてあなたの子孫は絶滅することなく、繁栄します。すなわち、ルックスのいい人間がモテるのは遺伝子同士の生き残りをかけた戦争で勝利した戦利品と言えます。生まれながらにしてルックスが不公平なのは当たり前です。だって、それは親や先祖の努力の成果なのですから。ルックスが悪くて悔しかったら、あなたが努力してルックスのいい人と結婚すればいいのです。ただし、その努力は半端では叶いません。ルックスが悪いのは、先祖がなまけたからで、その遺伝の悪さを克服しなければならないのだから、まさに命をかけるくらいの努力が必要です。このように、ルックスは先祖があなたに与えた遺伝子という財産であり、この財産はあなたが若い間は絶大な力を発揮します。女性に限ればその効果は男性よりももっと強力で、成人してからも尚、力を発揮し続けます。ルックスでモテるのは言うなれば先祖のふんどしで相撲をとっているようなものですが、先祖のふんどしは何もルックスだけではありません。親の地位や財産も立派にあなたのモテ具合に関わっており、これらも先祖のふんどしです。学生の間は親のすねをかじって生きているのですから、親のすねが大きいほど、女性とのおつき合いは有利に運べます。そう、若いうちは何から何まで親、または先祖のおかげでモテると言っても過言ではありません。人は生まれながらにして先祖の努力の積み重ねという名の莫大な不公平を背負って生きているのです。

33)美しい人に恋するシステム(平均値)
女性のあなたが結婚して子供を生んだとします。その子供はとてもブサイクで顔が猿に似ていたとします。この子供が誰にもモテることなく、結婚もできなかったとしたら、あなたの子孫はその代で絶滅してしまいます。孫の顔も見ることなく、死んでいくのです。寂しいですね。でも、もし、猿に似た顔が好きだという人が広い世の中ですから一人くらいいるかもしれません。その変わり者のおかげであなたの子供は結婚することができたとします。しかし、やはり孫も猿の顔をしていて全然モテず、結局あなたの子孫は絶滅してしまいました。つまり、ブサイクな(人間ばなれした)顔の子供を生んでも、あなたがブサイクな(人間ばなれした)顔の男性を好きになっても絶滅の可能性は高くなってしまいます。これを防ぐためには人間離れした顔の人にはできるだけ恋心が生まれないようになる必要があります。反対に言えば、できるだけ人間らしい顔の人に惚れてしまう必要があります。したがって、最も人間らしい顔をしている人に恋心が芽生えるように私たちの遺伝子にはインプットされていなければなりません。では人間らしい顔とはどういう顔のことを言うのでしょう? これを一言で言うと平均です。目と目の間隔、大きさ、顔の縦横比、鼻の高さ、輪郭、などができるだけたくさん人間の顔の平均値を満たしていれば人間らしくなります。全てが平均値に近い顔を均整のとれた顔といいますが、実際にそのような均整のとれた顔を持っている人は数えるほどもいません。人間らしい顔をしている人は稀少価値なのです。私たちは人間の顔というものをたくさん見て、そして記憶の中に人間の顔の平均値を作ります。そしてその平均値に近い顔を持った人が目の前に現れると、脳は過剰に反応し、ノルアドレナリンやPEAといったホルモンが分泌されドキドキします。PEAはまた、人間に目の覚めるような快感を与える作用がありますからドキドキに快感が付加され、人は恋に落ちたと錯覚します。その人が目の前に現れるだけで、これらのホルモンは分泌をくり返しますので、やがてはそのホルモンのとりこになり、もっと多く分泌させたいと思うようになります。これが化学的にルックスのいい異性に恋に落ちる仕組みです。

34)快感システムとドーパミン・PEA
人間に限らず、動物たちは全てが快感のシステムにより行動をおこします。快感は、その伝達ホルモンであるドーパミンがA-10神経(快感を感じとる神経)を興奮させることにより感じることができます。つまり人間はこのドーパミンを分泌させようとしていろんな行動を起こします。例えばお腹がすくと食事をとろうとしますが、これは食事をとるとドーパミンが分泌されて快感を感じるから食べるという行動を起こすのです。そしてこの快感が強いものに対してほど人間はそれを達成するために気の遠くなるような努力をおしげもなくします。恋愛も基本的にはこれと全く同じで、快感の強い恋愛に対しては気の遠くなるような努力もおしまずそれを達成しようとします。ただ恋愛が食欲や睡眠欲と少し違うところは、性愛系の快感を強力に得るためには、ドキドキしていて、脳が眠気が吹き飛ばす程に活発に働いていなければならないということです。これらの脳の活性を司る物質として、恋している時はノルアドレナリンやPEAといったホルモンが多く分泌されていると言われています。さらに、このPEAはドーパミンが分泌されなくとも直接A-10神経の受容体にはまりこみ、とんでもない快感を私たちにもたらします。だからこそ性愛系の快感は強烈なのです。



35)恋愛は永遠不滅?
PEAは性愛系の快感をとても強めます。もし、このPEAを分泌し続けることができれば、人はその恋にはまりこみ、二人だけの世界を作り上げることができます。そうなればもう他人が入り込む余地はありません。しかし、それには難点があります。PEAは精神的に不安定の状態で、ドキドキしていなければ決して分泌されることがないからです。少し考えるとわかりますが、人は恐怖を感じたり、緊張している時しかドキドキしませんよね。PEAもそれと同じです。二人がお互いに不安や緊張を常に感じていないと恋にはまることは決してないのです。例えば彼はモテモテで他の女性にとられそうで不安であるとか、もうすぐ離ればなれになってしまう状況であるとかそのような状態の時です。不安や緊張を感じながら一生を過ごすことは不可能ですから、PEAを永久に分泌し続けることはどんなカップルでも絶対にできません。

36)誠意とコスト
男性はより多くの種をばらまき、女性はより優れた男性の種を残そうとする習性を持っています。そしてこの習性を実行するために絶対に守らなければならない鉄則があります。それは男性は生殖行動、あるいは子育てにできるだけコストや労力をかけるということです。男性はより多くの女性に種をばらまくためには一人あたりの女性にかけるコストをできるだけ減らさないといけないのは、わり算ができる人ならだれでも理解できるでしょう。また女性が子供に労力やコストをかけて育てると子孫繁栄に有利であることは間違いのない事実です。ここに男女の子孫にかける大きなコストの差がでます。すると断然男性の方が特のように思えますが、違います。男性はこのコストを男性同士の生存競争にかけなければならないわけです。つまり殺し合いや戦いにコストを費やすのです。そもそもこれが男性の習性です。ところが人間は知能が発達しているので、男性は殺し合いにコストを使わず、女性にサービスをする方向にコストを費やし、女性の人気をとる方向に習性を軌道変更してきたわけです。すると男性間の競争は、「いかに腕力が強いか」ではなく、「いかに女性にサービスするか」に絞られるようになります。こうして男性は、種を多くまくためには女性にかけるコストを減らさなければならないのに、競争に勝つためには女性にかけるコストを多くしなければならないというじれんまにさらされなければならなくなったのです。このじれんまが男性の行動や誠意にいろんなバリエーションをつけてしまうことは言うまでもありません。

37)誠意ある男性
基本的に男性は自分の能力のなさを「誠意」を使って補います。つまり、地位や能力のある男性は誠意を使う必要がありません。そんなものを使わなくても女性が寄ってくるからです。例えば木村拓哉が「不倫しよう」って言ってきたら、遊びだとわかっていてもついていってしまうでしょう? 木村拓哉は「お前と一緒になるつもりだ」なんて誠意を見せる言葉を使う必要なんかぜんぜんありません。「遊びだよ」と正直に言うだけでOKです。反対に、実力がない男性ほど誠意を前面に出してつき合いをする傾向があります。例えば、歳をとって魅力が衰えた男性は誠意を女性に見せなければ、生存競争で他の男性には勝てませんから、自分の財産や地位を女性に譲ることを約束し(つまりこれが誠意)若い女性をゲットします。このような現象はごく当たり前に見られる光景で、実際に大金持ちの男性は歳をとってから財産をえさに若い女性と再婚しているではありませんか。つまり男性の誠意とは、力のない男性が生殖戦略で他の男性に勝つための道具にすぎません。しかし、女性にとっては男性の誠意ほどありがたい物はないのです。

38)不倫の生物学的意味(コスト)
不倫は男女の習性をおもいっきりくすぐります。というのも、男性にとっては相手の女性には夫というコストをかけてくれる存在がいるので自分自身は相手の女性に全くコストをかけなくてもいいわけです。万が一不倫相手の女性に子供ができてしまったら、こんなにラッキーなことはありません。相手の夫に自分の子供を育てさせることができるのですから。実は生物学的にはこれが男性の究極のあこがれなのです。男性が結婚しないで、夫のいる女性(つまり不倫)とだけつきあって、その女性に自分の子供を育てさせれば、この男性はコストをかけずに自分の子孫を増やすことができます。できるだけ多くの女性にこのようなことをくり返せば、男性の原始的な本能は満たされます。他の男性の子供であるということに気付かずに、一生その子供にコストをかける男性はなんと悲惨でしょう。そうなんです。悲惨がゆえに、男性は万一、育てている子供が自分の子供ではないということがわかれば激怒します。そして場合によっては妻子を殺すに至ります。昔から女性の不倫は不義密通として重く処罰されていましたが、その理由はここにあります。人間は他の動物と違い、知能が発達している分、自分の子供かそうでないかを見分ける能力にも優れています。したがって女性にとっては想像を絶するほどに不倫が危険な行為であることがおわかりいただけると思います。しかし、その反面、不倫は女性の本能に訴えかけるあこがれでもあります。女性はできるだけ優秀な男性の種を残したいという本能がありますので、すきあらば、もっとすてきな男性の子供を生みたいわけです。そして夫を騙してその子供を育てさせればこんなラッキーなことはありません。ただし、それをしないのはリスクがあまりにも高いからですが・・・。それでも実際にそのようなことをしている女性は少なからずいます。昔は、例えばヨーロッパのとある国のお妃などは公爵や伯爵の子供を宿し、王子にしたてあげたなどという話は有名です。


39)不倫の必要最低条件  
男性にとっても女性にとっても、不倫というものは本能をくすぐる欲望で、誰もが意識下に望んでいることであることがわかります。ただし、リスクが高いのがネックです。万が一、女性が妊娠してしまうと大変です。しかも、そのリスクはほとんど女性が背負い込まなければなりません。したがってリスクの分を差し引きすると、不倫は男性が特にやりたがるはずです。するとここでは不倫が成り立つための必要条件が成立します。不倫への欲望は男性の方が強いので、女性はこれを利用して自分の魅力よりレベルの高い男性とつきあうという必要条件です。最低でも自分の夫よりも魅力の低い男性とつきあうことは絶対にありえません。それは「少しでも優秀な男性の種を残したい」という本能にも反するからです。

40)不倫と誠意
不倫は男性にとっても女性にとっても、本能をくすぐる魅力のある行為です。ただし女性は妊娠という高いリスクを負い、男性はリスクが少ないと言えます。

男性の生殖戦略上、不倫は自分の子孫をたくさん残すための最も安上がりな方法であるために、男性は不倫でこそ燃え上がるように体が作られています。それは生物学的に考えると、他の男性の所有物である女性を奪うだけでなく、万が一できた自分の子供を相手の男性に育てさせるという悪魔の快感です。ただし、それがばれた時に責任をとらされる可能性もあるので、実際にはしません。本能がそのようにできているというだけです。女性が考えている以上に男性は不倫という言葉に誘われやすいのはそのような本能のためです。その際に示す男性の誠意には嘘が含まれていることが多いので注意が必要です。

41)生存競争
 卵子は月に約一回排卵され、精子と出会うことができれば、めでたく妊娠します。一回の射精で放出される精子の数は数億個と言われ、精子が卵子と出会う確率はなんと数億分の一という想像を絶する生存競争であることがわかります。さて、精子はおろか、エッチする張本人の男性も、実はとんでもなく激しい生存競争を勝ち抜いて生きています。例えば生殖可能年齢を男女で比べてみると、女性は15歳〜45歳くらいまでしか卵子を排卵できないにもかかわ
らず、男性は15歳〜75歳くらいまで精子を製産可能です。男性は女性の約2倍の期間生殖可能なのです。すると人口比にするとおよそ2倍近く! 生殖可能な男性の数は多いということです。さらに、男性は一人につき一度に何人の女性でも妊娠させることができますので競争率は?倍以上?。よく考えれば男性の方が圧倒的に女性獲得のための生存競争が激しいのです。さらに、女性は子供を妊娠し、それを生み、育てるためには莫大なコストがかかります。一方男性のほうはセックスをするというだけです。生物学的なこれほどの大きなコスト差は当然、「女性が男性を選ぶ」という方向性に人をし向けます。わかりやすく言うと「男性に女性を選ぶ権利はない」ということです。「そんなことはない、おれは女性を選んでいる」とおっしゃる方には一つの例を示しましょう。
 例えばあなたはメスの競走馬の馬主だったとします。この馬にオスをかけあわせて、できた子馬を育てるいう場合、オス馬を選ぶ権利はあなたにあります。こんなこと当たり前ですよね。ところがあなたがオスの競走馬の馬主だった場合、どこかのメス馬に子供を生ませ、その馬を育てるつもりだったとします。メス馬を選ぶ権利は誰にありますか? もちろんあなたです。つまり基本的に、子供を育てるにあたって、コストを多くかける側に相手を選ぶ権利があることがわかります。ですからあくまで基本的にですが、子供を育てるにあたってコストを多くかける女性側に男性を選ぶ権利があるわけです。男性はというと、できるだけレベルの高い女性に選んでもらうために自分を切磋琢磨して他の男性と闘い、できるだけ優位に立つのみです。男性に生まれたからには一生闘いに身をおかなければならない理由がここにあります

42)愛と恋の違い
恋愛とひとまとめに言いますが愛と恋は全くちがうものです。哲学的に言えば、恋はときめいている状態で、愛は信頼している状態などといわれます。ときめきと信頼の両方ある場合はどうなのか? と言われそうですが、実際は両方同時には絶対に存在しません。例えば、父は娘を信頼し、愛することはあっても、ときめいて恋することはありませんね? 科学的に言うと、恋は精神が不安定で不安や恐怖を感じ、緊張している時に成り立ち、愛は全くその逆で、精神が安定し、安心や信頼を感じている時に成り立つものなのです。つき合い始めに自分がいつふられるかもしれないと思って不安を感じている時期は恋で、浮気ができるもんならしてみなさいよ!と思うようになったらそれは愛です。最初からときめくことなくつき合うカップルもいますが、そのようなカップルははじめから恋ではなく愛です。さて、恋がときめきで愛が信頼なら決定的に違うところがあります。それはギブ&テイクです。恋しているときはときめいていて、相手に夢中になっているのでギブだけでテイクはいらないという気になります。だから都合よく扱われても、損をしても相手についていきたくなります。ところが愛は信頼です。信頼とは何かをよく考えると、相手に10与えると10戻ってくるということです。つまりギブ&テイクが成り立っていることを信頼といいます。そうすると愛とはギブ&テイクが成り立っている状態と考えることができます。親は子に愛を一方的に注ぎますが、これだって、愛を与えると自分の子孫を繁栄してくれるというれっきとしたテイクがあります。つまり愛とは打算なのです。このように恋はギブで愛はギブ&テイクと言えます。恋は二人を一時的に強力に引きつけためにホルモンが見せる幻ですが、愛は信頼であり、少々のことでは崩れない絆です。しかし、その影には打算が見え隠れしているなどとは誰が想像したことでしょう。


43)セックスで愛は確かめられない
 あなたが道端を歩いていると一匹のかわいい子犬がいました。そこでカバンの中に入っていたお菓子をとりだし「おいでおいで」と呼びかけました。子犬はしっぽを振りながらうれしそうにあなたに近寄ってきます。しかし、この子犬はあなたの家来になろうとしてやってきたのではなく、あなたに愛を感じてやってきたのでもありません。お菓子が欲しくてやってきたのです。目の前にえさをちらつかせた状態では、この子犬があなたに愛を感じてやってきたのかどうかは絶対にわかりません。本当に愛を感じているのかどうかを確かめたいのなら、えさを与えるのではなく、蹴飛ばせばいいのです。飼い主に蹴飛ばされる犬はいくらでもいますが、飼い主に愛を感じてる犬は蹴飛ばされてもちゃんとついてきます。さて、男女にこれを置き換えてみましょう。セックスというえさをちらつかせれば、男性は寄ってきます。しかも、中には「三回まわってワン!」をする男性もいます。三回まわってワン!というのはここではなついたふりです。場合によっては過剰な誠意で答える男性もいて、そのような男性はつき合い始めて一ヶ月も経たないうちに「結婚しよう」と口癖のように言うかもしれません。けれど、女性のあなたがセックスというえさを男性に与えているうちは、それが本当の愛なのか、えさにつられているだけなのか絶対にわかりません。これを確かめるためには蹴飛ばすしかないのです。蹴飛ばし方はいろいろあります。他の男性と食事に行ったり、バッグをおねだりしたり、少しのことでつっかかって「別れる」とだだをこねたり人それぞれです。こうやって男性を蹴飛ばさなければ、本当に愛してくれているのかわからないものです。ところが、これは危険な綱渡りでもあります。蹴飛ばし過ぎて男性が本当に逃げていってしまうことがあるからです。大切に恋愛を育てていこうとする人にとってはこれはかけです。さて、男性も頭のいい動物ですからこのしうちには対抗しようとします。つまり反対に女性を手なづけようとするわけです。しかし、男性にはえさがありません。さてどうすると思いますか?セックスです。女性のちらつかせるえさを逆手にとってミイラとりをミイラにしようとします。ですから男性はとにかくセックスでサービスし、女性にエクスタシーを感じさせようと必死になるのです。ですが、女性はセックスでいかされてしまえばしまうほど、男性の愛を確かめられず、逆に悔しさを感じます。まんまとプレイボーイにはめられているような気がしてならないからです。セックスをすればするほど、ずるずるしてしまい結局男性の誠意を確かめることはできません。愛を確かめるためにはセックス以外の方法をとるしかないということがおわかりいただけたでしょうか。

44)カップルの幸福の条件
 自分が幸せになるために、一番大切なことは、あこがれの彼や彼女を手に入れることではなく、自分と釣り合いのとれる相手を見つけることです。いろいろな科学者たちの調査によると、カップルが幸せになるための条件は、ふたりの魅力、知能、学歴、健康、宗教、親の学歴などが互いにつり合いがとれていることだと述べています。万が一、あなたがそのモテモテの異性と結婚できたとしても、二人のレベルがつり合っていないと、二人ともとんでもなく不幸になる可能性が高いということです。一見モテモテの異性との結婚は、PEAの分泌を強力に促すので最高の幸せだと思えます。しかし、それは不幸への片道切符になります。幸せは遠くにありません。ただ、おもしろいことに、魅力の低い男性が、魅力の高い女性と結婚出来た場合、家庭が崩壊しようと、セックスレスになろうとも、男性の満足度は高くなります。

45)同一化現象
 人間は考え方、行動、外見、しゃべり方、リズムなどが自分と似ている人を好きになります。したがって互いに相手に好かれようとするカップルなどはお互いに同一化しようという意志が働くため、考え方、行動、外見、しゃべり方、リズムなどが同調してきます。同調がうまく成立すると長時間一緒に過ごしていても不快感はなくなり、逆に快感を感じるようになります。したがってこのようなカップルはPEA (→Dictionary24)が出なくなっても互いに引きあえるようになります。しかし、同一化がなされるためには以下の必要条件をみたす必要があり、これらがないとどれだけ努力しても無駄に終わります。

1)魅力(ルックス)、健康、ファッションがかけはなれていないこと
2)学歴、知能、聡明さがかけはなれていないこと 3)親の教養や経済力がかけはなれていないこと

同一化が成立するためにはあらかじめこれらを満たしていないと難しいと言えます。これらは努力でカバーできるものではありません

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